トヨタ産業技術記念館で日本の繊維産業の歴史に触れる
- 3月31日
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先日のAlto e Dirittoさんでの受注会の2日目の朝。開店前の時間に、以前から気になっていたトヨタ産業技術記念館を訪れました。
トヨタグループが運営するこの記念館は、明治期にはじまる豊田自動織機製作所栄生工場の跡地に建っています。ここには、自動車メーカーTOYOTAの祖業である織機から、自動車産業へと移行していく過程で開発された様々な機械が展示されています。
ということで、織機の展示から。
豊田佐吉が23歳で最初に発明した豊田式木製人力織機(片手が自由になる織機)にはじまり、不具合を感知し自動停止するN型、そして完全自動化されたG型織機へ。さらには現在の技術に至るまで、織物や紡績のプロセスに関わる機械の数々が展示されています。
開発の源にあったのは「少しでも楽になるように」という母への想いだったそうです。ただ佐吉はそこに効率という観点もあわせ持っていた。だからこそ次々と発明品を世に送り出すことができたのだろうと、感慨深いものがありました。
自動化というのは、人がいなくてもできるという意味ではないように感じました。自動化、つまり機械化というと、人の手を離れた大量生産の冷たさをどこか連想してしまいがちですが、そうではなく。あくまでも人間が想像したモノをいかに創造するかというプロセスから生まれてきたものなのだと。
ここは、そのことがよく理解できる場所でした。そして、日本の近代化の歴史がぎゅっと詰まった場所でもありました。
みなさんご存知の通り、3月下旬、豊田自動織機はTOBの成立によって東証から姿を消しました。もちろん会社がなくなるわけではなく、経済合理性に適った判断であり、後ろ向きな出来事ではありません。それでもこのニュースには、ひとつの歴史の節目を見送るような感覚がありました。
今、こうしてものづくりに関われていること自体が、こうした長い歴史の延長線上にあるのだと、あらためて感じます。
さて、記念館では興奮しすぎて時間があっという間に過ぎてしまい、駆け足で車の展示空間へ移動しましたが、こちらも膨大な情報量で、とても2時間足らずでは回りきれません。
また機会をあらためて訪れたいと思います。
YA